「いい人だよね」
よく聞く、このフレーズ。
褒め言葉で使う方ももちろんいますが、
もし、この言葉を言われて、少しザワッとした方は、
少し、都合の「いい人」になっているかもしれません。
元々そうなりがちな私ですが、
ここ数年は、主体的に慣れていた。。と思っていたのですが、
昨日、友人から「都合のいい人になっちゃってるね」と言われたことで、
自分の感情にフタをしてしまっていることに、気づけました。
そんな、「人の役に立てるなら」「喜んでもらえるなら」と
ホスピタリティマインドの高い方や、自分より周りを優先しがち、
また愛情深い方に向けて、書きました。
「人の役に立てるなら」となんでも引き受けてしまう
「頼まれると断れない」
ホスピタリティマインドの高い方や、自己犠牲をしがちな方は、
そうして、たくさんのことを引き受けがちです。
そして、「断ることが悪いこと」という考えに、なりがちではないでしょうか。
頼んでいる相手からすれば、もちろん引き受けてもらえたら嬉しいですよね。
でも、あなた自身は、今どんな状態ですか?
そして、それを頼まれた時、どんな気持ちになりましたか?
仕事であれば、手元にある仕事の量を考えて、難しい場合は仕方がないのです。
自分に本当にできるか、余裕があるか、
そもそも自分じゃないと本当いけないのか
(他の人に頼みにくいから、私に頼んでいるんじゃないか)
そんな気持ちがまず浮かんできたら、まず、それをそのまま受け入れましょう。
自分の感情にフタをする癖がつくと、自己犠牲の精神がどんどん磨かれてしまい、
自分を大切にできなくなります。
自分に余裕がなくなると、せっかく受けたその依頼ごとも、対応できなくなる可能性があり、
そうなると、相手からすれば「ムリなら言ってくれればよかったのに」
と、思われてしまうことに。
仕事であれば、自分が信頼を失うという、何とも残念な結果になりますよね。
でも、責任は自分にあるのです。
何かを頼まれた時には、まず、
1 今の自分の気持ちを、そのまま受け止める
2 今の自分の状況を冷静に確認する
3 それを受ける心と時間に余裕があるか、
または、「受けてあげたい」という気持ちなのかを確認する
ぜひ、この3つのステップを踏まえた上で、
自分が、そのことに対して、主体的であるかが、
自分で自分を「都合のいい人」にしないためのポイントです。
実は本音じゃない、感情にフタをしている時の見分け方
「そのお願い事を、本当に聞いてあげたいと思ったから、引き受けた。」
自分では、心からそう思っていても、実はフタをする癖がついてしまっていると、
「真の本音」が、わからなくなってしまいます。
先日の私の話で言うと、
以前勤めていたバイト先から、退職を申し出た際、このように進められました
↓
「退職ではなく、契約は続けたまま、時間のある時に少し手伝って欲しい」
離職率を上げたくないという意向かと思われますが、特に私自身に影響はないしと思い、了承しました。
おととい、その勤務先から、
「3月に、この日からこの日の間で予定が合えば来てほしい」との連絡がありました。
私としては、身についた片づけスキルで役に立てるし、きれいになるのは嬉しいし、
片づけの経験も積めて、ちょうど副収入が欲しかったから、ちょうどいいや、と思い、
予定の合う数日を選んで、出勤の回答をしました。
ただ、ちょうどその翌日に会った友人に、このことを話したところ、
「向こうが来て欲しい時に来てくれる、都合のいい人になっちゃってるね」と言われ、
「え?」と。
前と違って、ちゃんと予定の空いてる日だけにしているし、主体的に選べているつもりでした。
でも、こうしてサラリとハッキリ言われたことで、今一度考え直すきっかけとなりました。
「私が本当に時間を使いたいことや、やりたいことは、これだっけ?」
回答は、もちろんNo です。
だって、実際に応募した職種での仕事はほとんどなく(元々、無資格なので勉強しながらとは聞き了承していましたが)、
その日言われた雑務を、その日とりあえず終える。
それが何のための作業かもわからないことも。
そうした、今までにも経験した「使われている」感じが、嫌だったから辞めたのに。
それに、その応募した職種については、趣味にしたらいいやとも思い直していました。
気にかけていただいていた別の職種の方からも、「内職になっちゃってるね〜」と。
(↑意地悪な意味ではないです。それに、こう言われたことで、当時考えるきっかけにもなりました)
それに、片づけの仕事が1番したい訳ではないと、もう半年ほど前からわかっていたこと。
友人のおかげで、自分の気持ちを後回しにしてしまっている、と気づけました。
特にそうなりがちだった時期を思い出しました。
脱していた、と思っていましらが、元々の癖や気質は、なかなか変わらないもの。
普段から、自分と向き合い、心と頭と空間の整理をすることの大切さを、再度実感しました。
そして、本当に大切にしたい「人・モノ・こと」、それらに費やす「時間」について、
しっかり見直す(整理する)ことにしました。
断る時に大切なのは「断り方」
「断ることが大事」
断れない人が、断れるようになるのは、簡単ではありません。
苦手で慣れていないと、言われた通り「ハッキリ断る」をしがちですが、
気をつけたいのは、この「断り方」。
その依頼内容が、どんなに理不尽だったり、とても自分にはムリな内容で、
気持ちとしては「ムリです!!!」と思っても、
断るときは、やんわりと、角の立たない言い方をしましょう。
そうすれば、その後の関係性にも、大きなヒビは入らないことでしょう。
少なくとも、角のある言い方をした場合と比べれば、確実に。
優しい人が、自分を守るための4原則
「都合の良い人」になりたくない。
そんな優しくて、ホスピタリティマインド高い方、自己犠牲が癖になっている方、愛情深いかたは、
以下の4つを心がけてみてください。
・自分の気持ちを大切にする
・自分の状況を確認する
・主体的に選ぶ(限りある時間の中で、そのことをしたい・した方が良いと思えるかを自問自答)
・断るときは、やんわりと
自分を自分で良い状態に整えられると、心が軽くなリマス。
何より、周りの自分への扱い方が変わってきます。
自分を自分でどう扱うかは、周りが自分をどう扱うかと同じなので。
自分を大切にするために、ゼロ百思考にならず、ニュートラルに、
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